「カフェを100年、続けるために」
とあるカフェで出会った本のタイトルです。
この本は、カフェ・バッハがある、立地のお話から始まります。
当時その場所は都内でも簡易宿泊所が多く、日雇い労働者が多く住む街でした。
日本一不利と言われた土地だったそうです。
そんな場所にかまえたお店を大事に育てあげられた、
カフェのオーナーからのメッセージがぎゅっと詰まっていました。
そのお店の名前は「カフェ・バッハ」
バッハコーヒーは、2000年の沖縄サミットの夕食会でコーヒー嫌いだったクリントン元米大統領がおかわりするほど。
ブルーボトルコーヒーの創始者、
ジェームス・フリーマン氏も日本出店の前に何度も訪れたほどだとか。
店に限らず、有名になればなるほど
周囲にとってはそれ自体が利権となり勝ち馬になろうとする人が多いのがこの世の中です。
バッハも同然、銀座出店など
誘致のお話もあったそうですが、オーナーは迷いもなく断られたとか。
それは生涯一店舗という考えをもっていたからだそうです。
多店化するれば店主の顔がお客様に見えなくなる、
という理由からだそうです。
一等地の場所は前任者の出がらしだと、氏は仰います。
場所にこだわらずに自分の店を構えた場所を自分のちからで
一等地にすればいい。
またこの著書ではカフェの経営を一本の木に例え、
上部な木を育てるためのポイントがいくつか記されていました。
店としての木は、きちんと剪定し水をあげれば
どんな場所でもまっすぐに育つ、とこの本は教えてくれました。
YTJの在り方、
自分の役割は何だろうと見つめ直すきっかけになりました。
業種は違えど
経営の考え方も多く学ばせていただいた一冊でした。
皆様もよかったら手に取ってみてくださいね。
所沢YTJホールスタッフ 三浦
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