approach
織田作之助の小説に
「道」という短編があります
陰鬱な気持ちで、ひきこもりがちな
毎日をすごしていた主人公は
うら寂しい路地を歩いて
いつも、駅から、お家まで
きまって同じ道を、ただ往復する
だけの生活でした
ある時
ひとつのきっかけで
いつもと違う道を通ってみると
なんと、まわりの景色は
目新しいものばかりで
明るく、楽しげであり、
なんだか自分の精神状態も
健全なものに変わっていった
と
ざっくり、かいつまんで
乱暴に要約すると、
こんな感じのお話しです
思えば
毎日同じことの繰り返しは
安定感や安心感があり
それを持続することも大切で
また難しいものではありますが
やがて、慣れや、惰性や、単調
など、マイナスに停滞してしまう
こともままあります
ちょっとしたきっかけ
なにかの思いつき、気分
なんでもよいのですが、
少しだけ、アプローチを変える
全く逆の角度から物事を考える
いつもとは、異なる手段をとることで
何故だか、いままでとは
全く別のものに
更に新鮮なものに見える
ということもあるのだと教えられます
きっかけと、アプローチ次第
仕事も生活も、いろいろな場面で
まだまだ、新しいいろいろな発見や
学びができると、勇気づけられます
暑さも少しゆるんだこのごろ
今月もよろしくお願いいたします!
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所沢YTJホールスタッフ 松本
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